どんな職業か
キャンプ等の余暇目的の野外活動のほか、自然保護や環境教育を目的とした野外活動等を通じて、自然との関わり方について利用者に指導・助言を行う。 自然にかかわる活動の指導者(インストラクター)を総称したもので、個々の活動内容及び資格名称は分野によって異なる。 キャンプやサイクリングなどの野外活動のインストラクターの場合、地域の青少年研修施設等を活用して、教育的な目的で開催される講座や研修会での講師として必要な知識や技術を指導するほか、一般市民向けの行事や教室等を通じて、それぞれの活動を生涯にわたる楽しみとなる自然体験活動として幅広い年齢層の利用者や参加者に伝達する。 自然保護系、環境教育系のインストラクターの場合、自然観察会などを通じて、自然と人間との関係など自然を守るために必要な視点を身につけさせることを目的とした指導を行ったり、環境問題の解説者(インタープリター)として、国立公園や観光地等に設置されているビジターセンターの訪問者を対象として解説を行うなどの活動を行う。また最近は、野外活動を通じて、主に子どもの自然体験の必要性について社会にアピールする活動などもある。 自然志向は年々拡大傾向にあり、特に学校教育現場において環境教育に対するニーズが高まっており、野外活動での安全性の確保における専門的知識・技能を備えた人材が必要とされている。
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 指導 | 4.6 | 46 / 498 | 上位9% |
| 説明力 | 4.4 | 161 / 498 | 上位32% |
| 他者の反応の理解 | 4.3 | 69 / 498 | 上位14% |
| 傾聴力 | 4.2 | 269 / 498 | 上位54% |
| 対人援助サービス | 3.9 | 69 / 498 | 上位14% |
| 説得 | 3.7 | 179 / 498 | 上位36% |
| 学習方法の選択・実践 | 3.6 | 115 / 498 | 上位23% |
| 新しい情報の応用力 | 3.6 | 158 / 498 | 上位32% |
| 他者との調整 | 3.6 | 226 / 498 | 上位45% |
| 継続的観察と評価 | 3.6 | 170 / 498 | 上位34% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 2.8 | 102 / 508 | 上位20% |
| 教育訓練 | 2.1 | 61 / 508 | 上位12% |
| 販売・マーケティング | 2.0 | 100 / 508 | 上位20% |
| ビジネスと経営 | 1.9 | 88 / 508 | 上位17% |
| 地理学 | 1.9 | 17 / 508 | 上位3% |
| 心理学 | 1.9 | 86 / 508 | 上位17% |
| 生物学 | 1.8 | 52 / 508 | 上位10% |
| 公衆安全・危機管理 | 1.8 | 59 / 508 | 上位12% |
| 事務処理 | 1.8 | 267 / 508 | 上位53% |
| コミュニケーションとメディア | 1.8 | 137 / 508 | 上位27% |
なるには
アウトドアインストラクターになるのに学歴や資格は特に必要とされないが、活動領域によって様々な資格があり、年齢にも制限等があるケースも見られる。 例えば、野外活動指導者の場合、キャンプ、サイクリング、ホステリング、オリエンテーリングの4つの分野ごとに資格がある。また、自然保護系のインストラクターの場合には、例えば、日本自然保護協会が主催する養成講習会を修了することで、自然観察指導員として登録される。この職業に就いてから一人前に仕事ができるようになるためには多くの現場経験が必要である。近年では活動内容がより高度化し、単に経験の年数だけでなく、指導する内容の「質」が問われている。また、独立してフリーで活動する道も考えられる。 野外活動を先導できる基礎体力とともに、常に新しい知識を吸収する向上心、人に奉仕することをいとわない気持ちやホスピタリティ・マインドが求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.6 |
| 専門学校卒 | 0.3 |
| 高卒 | 0.3 |
| わからない | 0.2 |
| 高専卒 | 0.1 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.0 |
給料
賃金構造基本統計調査では「外勤事務従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には1の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 295.2千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 621.9千円 |
| 平均年齢 | 51.6歳 |
| 平均勤続年数 | 10.6年 |
| 労働者数 | 729人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤210.4千円
- ≤236.2千円
- ≤258.5千円
- ≤300.4千円
- ≤412.2千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
アウトドアインストラクターの主な活動地域は、自然活動を実際に行う山間部、海浜、里山等、若しくはそれらに隣接する施設等のほか、アウトドアショップ、スポーツ用品店等がある。 活動や業務の中心が人々の余暇活動のサポートであるため、土日や休日を中心とした勤務になる場合が多く、キャンプ中などは終日勤務になる場合もある。ボランタリー的活動が中心になることも多く、報酬は平均して高いとはいえない。収入は個人差が大きいことも特徴である。 年齢層は幅広く、個人の体力が続けば高齢期まで働ける。最近は女性も増えている。 将来的にアウトドアの専門家の需要は広がる可能性があるが、安定した収入を維持するにはかなりの専門性と自助努力が必要とされる。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 水産技術者近さ 0.679
- 水族館飼育員近さ 0.672
- 報道カメラマン近さ 0.670
- ワイン製造近さ 0.654
- テレビカメラマン近さ 0.608
- イベントの企画・運営近さ 0.607
- 潜水士近さ 0.582
- 舞台美術スタッフ近さ 0.573
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)