どんな職業か
英会話を中心に、海外でも国内でも実際に役に立つ英語を教える。 旅行、ビジネス、留学など、海外へ行く人の数は年々増え続けている。国内で働く場合もインターネット、ビジネスレターなどのやりとりで英語を使う場面が多くなっている。訪日観光客も増え、日常的に英語に触れる機会は多い。また、大学入試では、英文法を重視した試験だけではなく、英会話の能力を問う試験を実施する大学もある。小学校においても英語教育が導入されるなど、英語学習に取り組む年齢層が幼児・子どもにも広がっている。 英会話教室は、生徒の英語のレベルや学びたい目的ごとに分けられており、生徒の年齢層は幅広く、社会人から幼児にまで及ぶ。レッスン形態は、3~4人から20人くらいのグループレッスンと個人レッスンがある。主に日常英会話を教えることが多いが、ビジネス英語、資格取得を目的としたクラスや文法を中心に学ぶクラスなどもある。 教室で英会話を教えるだけでなく、レッスン外でも質問に答えたり、英語圏の文化や社会に関する情報を紹介するなど、生徒や保護者ときめ細かいコミュニケーションを取ることも大切である。指導プランを作る、授業の準備、生徒の進捗状況の管理等も重要である。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、オンライン会議ツール、パソコン
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 外国語を読む | 5.2 | 8 / 498 | 上位2% |
| 外国語を聞く | 4.9 | 4 / 498 | 上位1% |
| 外国語で話す | 4.9 | 5 / 498 | 上位1% |
| 傾聴力 | 4.8 | 134 / 498 | 上位27% |
| 説明力 | 4.7 | 97 / 498 | 上位19% |
| 外国語で書く | 4.7 | 4 / 498 | 上位1% |
| 読解力 | 4.6 | 111 / 498 | 上位22% |
| 学習方法の選択・実践 | 4.6 | 13 / 498 | 上位3% |
| 指導 | 4.5 | 61 / 498 | 上位12% |
| 文章力 | 4.5 | 111 / 498 | 上位22% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 外国語の語彙・文法 | 4.5 | 2 / 508 | 上位1% |
| 顧客サービス・対人サービス | 3.0 | 64 / 508 | 上位13% |
| 教育訓練 | 3.0 | 16 / 508 | 上位3% |
| 日本語の語彙・文法 | 2.9 | 37 / 508 | 上位7% |
| 心理学 | 2.3 | 47 / 508 | 上位9% |
| コミュニケーションとメディア | 2.1 | 73 / 508 | 上位14% |
| 事務処理 | 2.0 | 203 / 508 | 上位40% |
| 社会学 | 1.8 | 61 / 508 | 上位12% |
| 販売・マーケティング | 1.4 | 200 / 508 | 上位39% |
| セラピーとカウンセリング | 1.4 | 95 / 508 | 上位19% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 発話表現 | 4.1 | 4 / 426 | 上位1% |
| 発話理解 | 4.0 | 5 / 426 | 上位1% |
| 記述理解 | 3.9 | 15 / 426 | 上位4% |
| 記述表現 | 3.8 | 20 / 426 | 上位5% |
| トラブルの察知 | 3.5 | 149 / 426 | 上位35% |
| アイデアや代案を数多く生み出す力 | 3.4 | 52 / 426 | 上位12% |
| 独創性 | 3.4 | 36 / 426 | 上位8% |
| 記憶力 | 3.4 | 16 / 426 | 上位4% |
| 発話明瞭性 | 3.2 | 12 / 426 | 上位3% |
| 演繹的推論 | 3.0 | 131 / 426 | 上位31% |
仕事内容
- 学校や自宅などで、クラスやグループ、個人などに英会話や英語学習の指導をする。
- 普段のクラスやテスト目的の会話で生徒の能力を判定し、レベルに合ったクラスに分ける。
- 生徒のレベルや年齢、学習目的などに応じ、指導の計画を立てる。
- 学習のための教材や機材を準備する。
- カリキュラムに従って会話やリスニング、発音の指導をする。
- 英文法や英作文についての指導をする。
- ビデオなどを見ながら、外国の文化、芸術、生活習慣について教授する。
- 個々の学習者の成績や学習到達状況、学習目的に応じた指導をする。
- テストや問題集を作成する。
- 生徒の成績表や報告書を作成する。
- 保護者とコミュニケーションをとる。
- 他の教師を指導・育成する。
- イベントを企画し、開催する。
- 教室の運営計画を策定する。
- 自分の英語力と指導力を高めるため、研修に参加したり、本などで勉強する。
- 海外の社会情勢などについて情報を収集する。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、英会話のレベルが高いことはもちろん、基本的な文法力、単語力、そしてコミュニケーション能力が必要であり、講師の多くは留学を経験している。 採用にあたっては筆記試験、スピーキング、更に模擬授業などティーチングの実技を課すところもある。 大手の英会話スクールでは独自の研修システムがある場合が多い。 幅広い年齢層の生徒を相手にする仕事なので、コミュニケーション能力に加え、やさしさや思いやり、根気強さ、責任感も重要視される。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.7 |
| 短大卒 | 0.2 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.1 |
| わからない | 0.1 |
| 博士課程卒 | 0.1 |
| 高卒 | 0.0 |
給料
賃金構造基本統計調査では「個人教師」として集計されています(2023年・全国)。この区分には2の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 302.8千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 514.6千円 |
| 平均年齢 | 37.9歳 |
| 平均勤続年数 | 9.4年 |
| 労働者数 | 3,894人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤249千円
- ≤271.3千円
- ≤287.4千円
- ≤306.7千円
- ≤383.4千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
主な職場は英会話教室であるが、全国に教室をもつ大手の英会話学校から、講師が1人か2人といった個人経営の教室まで様々である。日本人講師の他、外国人講師も活躍している。就業者の年齢層は幅広い。 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。勤務形態は、常勤の場合と非常勤の場合とがある。常勤講師は、週に5~6日、昼前後から夜間にかけての時間帯の勤務が多く、非常勤教師の場合は自分の担当する授業に合わせて出勤することになり、担当するレッスン数により収入が異なってくる。 小学校段階にも教科として新たに英語教育が導入され、英語学習に取り組む年齢層が広がるため、英会話教師の活躍の場も拡大していくことが期待される。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 日本語教師近さ 0.860
- 通訳者近さ 0.775
- 学習塾教師近さ 0.659
- 翻訳者近さ 0.636
- 図書編集者近さ 0.570
- 外務公務員(外交官)近さ 0.568
- 雑誌記者近さ 0.564
- 高等学校教員近さ 0.555
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)